久米 淳司さん(33才)岐阜県
*お母様にお話を伺う。
私には現在33才になる息子がいます。息子には生まれつき知的障害がありますが、おかげさまでよい職場にも恵まれ、順調に社会生活を送っていました。
ところが、今から10年ほど前のことです。息子が風邪をこじらせたので、病院に連れて行ったら、糖尿病(㈼型)にかかっていることがわかったのです。当時の血糖値は400mg/dlを越えており「入院して様子を見ましょう」と言われ、驚きました。
とりあえず、1週間ほど検査入院して治療を受けた後は月に1度通院して経過を見ることになり、血糖値を下げる薬を飲みながら、食事療法と運動療法を続けていました。
ところが、治療を続けているはずなのに、息子の体重は増えていく一方でした。(どうやら、食事制限のストレスで、外でこっそり食べていたようです)そのせいか、5年前には、薬だけでなくインシュリン注射もしなくてはならなくなってしまいました。
心不全で、大変危険な状態に
去年の10月のある日のこと、息子の様子がおかしいことに気付きました。「からだがきつくて、動けない」と言うので、急いでかかりつけの病院に連れて行ったら、心不全だと言われ、緊急入院することになりました。このとき息子はすでに大変危険な状態だったようで、先生から「覚悟はしておいてください」と言われ、ショックで目の前が真っ暗になりました。(当時、息子の体重は100キロ近くまで増えていましたので、心臓にとても負担がかかっていたようです)
幸い、集中治療室に入って3日目頃には、息子の症状は落ち着き、なんとか危険な状態から脱することができました。その後、薬や点滴で治療を続けて、2ヵ月後には無事に退院しました。先生からは「とにかく体重を減らすように」と釘を刺されていましたので、退院後は、私も細心の注意を払いながら、糖尿病の治療に取り組みました。薬とインシュリン注射の他、1日の摂取カロリーを管理し、1日1時間半ほど歩くことを課しました。また、私が少し前から飲んでいた黒酵母βグルカンが糖尿病にもいいと聞いたので、1日に3袋を飲ませ、様子を見ることにしました。
このような治療を始めてから4ヵ月も経つと、息子の体重は30キロほど減って、血糖値も下がり始め、先生からも「治療の他に何かしているんですか?」と驚かれるほど順調に回復していきました。そして、今年の8月には血糖値が正常値に近くなり、5年前から始めたインシュリン注射をしなくてもよくなりました。
治療と黒酵母βグルカンの相乗効果で順調に回復し、血糖値が正常値に近づく
息子は現在も薬を飲みながら治療を続けていますが、血糖値は120〜170mg/dl程度に落ち着いていますし、心臓の方も問題ないようです。一時は本当にどうなることかと思いましたが、黒酵母βグルカンと食事療法の相乗効果で順調に回復していく様子を見て一安心しているところです。これからも黒酵母βグルカンに感謝しながら、完治を目指して親子二人三脚でがんばっていきたいと思います。