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原口 雅敏 さん(49才)佐賀県


私は消防署に勤務して20年になります。昔から体力と健康には人一倍自信があり、多少の腰痛以外は疲れ知らずでした。また、お酒も「酒豪」と呼ばれるほどよく飲み、健康であるがゆえにその意味を深く考えたことはありませんでした。
ところが、平成4年に職場の健康診断で肝機能の数値に異常があることがわかり、医大で再検査を受けたところC型肝炎と診断されました。
「肝硬変や、肝ガンに移行する可能性が大です」と言われ、無頓着な私もさすがに愕然としました。当時はC型肝炎に有効な治療はほとんどなく、発病後約3年間は1〜2ヶ月に1度通院して検査を続け、経過観察していました。
平成7年より、半年間かけてインターフェロン治療を受け、色々な健康食品を試し、月に1度通院しながら病院の薬も飲み続けましたが、肝炎のウイルスはなくなりませんでした。平成13年10月に受けた検査では、AST(GOT)が160、ALT(GPT)が290、γ-GPTが89もありました。思い返すと、確かにこの頃はからだのだるさを感じましたし、よく周囲の人から「顔色が悪いですね」と言われていたような気がします。

平成14年の3月のこと、そんな私の体調を心配した妻の叔母から黒酵母βグルカンのことを聞きました。初めは半信半疑でしたが、とりあえず1日に2袋を飲み始めました。すると、驚いたことに翌月の検査で、ASTが92、ALTが142、γ-GPTが74まで下がっていたのです。そこで飲む量を少しずつ増やし、様子を見ることにしました。
その後も治療を続け、平成14年の11月からは同じ病院でインターフェロンとレベト−ルの併用治療*のために2週間ほど入院しました。治療開始の前日に受けた検査でASTが30、ALTが40、γ-GPTが50まで下がっていることがわかったとき、改めて黒酵母βグルカンの力を実感しました。
しかし、このとき受けた治療の副作用はひどいもので、今年の2月頃からしばらくは、髪の毛が抜け、体調がすぐれない日々が続きました。そこで、2月から治療終了の4月上旬まで黒酵母βグルカンを飲む量を1日7袋に増やして回復に努めました。そのおかげか、少しずつ体調はよくなり、夏頃には通常通りにからだが動くようになりました。
そして、10月に受けた検査ではついにASTが20、ALTが21、γ-GPTが38と全て正常値内になり、C型肝炎ウイルスがマイナス(陰性)になっていることがわかったのです。主治医から「完治しました」と告げられこの10年間の苦痛から解放されました。また、私と同じ時期に同じ治療を受けて完治した人は皆無だと聞き「βグルカンで治療効果が上がったんだ!」と本当に有り難く思いました。
からだを動かすこととお酒が大好きな私は、黒酵母βグルカンに出会えたことを幸運と思い、今後も飲み続けていきたいと思っています。最後に一言。「継続は力なり」です。また、迷ったときはまずは試してみることです。

*インターフェロンとレベト−ルの併用治療:現在、C型肝炎の主な治療となっているインターフェロンは、最初の2〜4週間は毎日注射を打ち、その後は週3回の注射を5か月ほど続けます。レベトールは、このインターフェロンの治療中に併用して毎日処方されるカプセルの薬です。レベトール単独では、ほとんどウイルスは排除されませんが、インターフェロンと併用すると非常に高い効果が得られると言われています。この治療はウイルス量が基準よりも多い場合にのみ適用されます。
*AST(GOT)ALT(GPT):「トランスアミナ−ゼ」と呼ばれています。この「トランスアミナ−ゼ」はアミノ酸の産生を促進する酵素で、肝臓で何らかの異変が起きると壊れた肝臓の細胞から酵素が血液中に流出し、数値(酵素量)が上昇します。正常値はASTが8〜33U/ℓで、ALTは4〜45U/ℓです。

*γ-GPT:肝臓、腎臓、ひ臓、すい臓などに含まれている酵素で、アルコールとの相互関係が認められています。正常値は12〜48U/ℓ です。

※正常値は測定方法によって、多少異なることもあります。