林 禮子さん(61才)島根県
平成15年の7月上旬のことです。ある晩のこと、夕食の支度をしようと思ったのですが、からだが大変にだるく、思うように動いてくれません。しばらく横になっていても楽にはならず、結局その日は夕食を作ることができませんでした。
今までこんなことは一度もなかったし、何か変だと思ったので、翌日にかかりつけの病院で診てもらいました。検査の結果、腫瘍マーカーが異常に高くなっており、エコー検査の画像に写った肝臓の辺がおかしいとのこと。「紹介状を書くので、明日にでも検査結果を持って総合病院に行ってください」と言われました。さっそく翌日に、紹介先の病院で同じ検査を受けたら「すぐに入院してください」と言われその翌日に入院することになりました。
大腸(下行結腸)ガン。
そして肝臓にも転移
入院してからも検査は続き、2週間後に大腸(下行結腸)にガンができており、肝臓にも転移していることがわかりました。下行結腸のガンはかなり大きくなっており、便がほとんど通らない状態になっているので、一刻も早く手術をする必要があるとのことでした。また、肝臓に転移したガンは、切除するのが難しい状態でしたので、抗ガン剤で治療をすることになりました。
手術に備えて黒酵母βグルカンを1日に10〜15袋飲む
そんな私の病状を主人はとても心配して、知人から聞いたという、黒酵母βグルカンを持って来て「これを飲めばきっとよくなる」と必死に勧めてくれました。私も絶対に治りたかったので、7月末より1日に10〜15袋ずつ飲んでみることにしました。
手術(下行結腸を15センチ切除)は8月4日に行われましたが、黒酵母βグルカンを大量に飲んでいたせいか、通常なら5時間以上かかるはずの手術も3時間ほどで済み、ガンの形状が変化している(快方に向かっている)とも言われました。また、経過も良好で、予定よりも早く、術後10日目には退院することができました。
抗ガン剤の副作用が全く出なかった
9月上旬から、外来での抗ガン剤治療が始まりました。どうやら治療効果は上々のようで、先生から「あなたにはとてもよく抗ガン剤が効いているようです」とよく言われていました。それもそのはずで、同じ治療を受けている方々が、副作用で苦しんだり、亡くなったりされている中、私だけが副作用もなく、日常生活を送っていました。体調がよいので、10月末には休んでいた日本舞踊の稽古を再び始めることもできました。
それからも、経過は順調で、2月頃には、腫瘍マーカーも正常値に近い値にまで下がりました。同じ頃、いつもより強めの抗ガン剤を打ちましたが、全く副作用が出ず、先生も目を丸くしていました。また、体調は相変わらずよく、日本舞踊の大会に出場することもできるほどでしたので、黒酵母βグルカンを飲む量を1日に6袋に減らして様子を見ることにしました。
治療効果に先生もビックリ
7月に検査を受けに行ったときには、先生から「とても血色がいいね。1年前とは全然違います。あなたはすごいね」とおほめの言葉をいただきました。また「あなたの症例を学会で発表したい」とも言われました。それもそのはずで、1年前は肝臓全体に広がっていたガンは、わずか2センチほどに縮小していたそうです。これだけガンが小さくなれば、ガンを焼き切る治療も可能らしいのですが、私は12年前にウイルス性のB型肝炎を患ったことがあるので、大事をとって、このままもう少し抗ガン剤治療を続けた方がよいとのことでした。
今も、抗ガン剤治療は続いていますが、このままいけば、完全にガンが消える日もそう遠くはないと思います。これからも黒酵母βグルカンを飲み続けて、完治を目指していきたいと思っています。同時に、黒酵母βグルカンと出会えた幸福に心より感謝しています。